成人漫画における『時間停止』ジャンルについての考察

成人漫画における『時間停止』ジャンルについての考察  エロ漫画業界において00年代後半頃から『時間停止』もののジャンルがずいぶんと定着してきたように思います。

 それまでに無かったわけではありませんが、この手のジャンルは漫画よりはどちらかというとAVの方が多かった印象。とは言っても00年代以前のAVはそもそも私が成人してなかった頃になってしまって、あんまり詳しくはないので個人研究程度のお話なのですが。

 理由は色々と考えられますが、他にもTS(トランスセクシャル、いわゆる性転換)ものやショタも00年代後半期から成人指定業界で着実に一定のファン層を獲得し続けているので、そもそもとしてそれまでコアなジャンルだったものがどんどん大衆に受け入れられつつあるということなのでしょう。もうやだこの国。

個人的に時間停止ものを扱うのなら漫画が一番の媒体だと思っています。AVはどちらかというと女優の堪えている様を楽しむものですね。倒錯的な状況を楽しむものでもありますが。ゲームは大概のエロゲーが一枚絵によるもので、時間停止の状況の詳細を語るのは実はテキストの方ですから時間停止のライブ感が今一つ感じにくいのが欠点かな、と。3Dエロゲで時間停止は浅学なので知りませんし……。

 漫画ですと様々な構図からプレイの状況を描くことが可能ですし、それを説明する紙面の負担が大してないんですね。時間停止状況で陵辱対象のポーズを変えるというのも定番ネタですが、これをスムーズにやれるのは漫画の利点だと思います。AVは男優さんも女優さんも結構大変そうだなって非常に現実的な思考がよぎるのが逆に楽しかったりもするのですが!

 ちなみに私はこのジャンルが好きな理由は「セックスという状況からかけ離れた表情をしている」倒錯感が一番の理由。ごくごく普通の日常風景がそのまま濡れ場になってしまうという倒錯感が大事なのですね。なので割とMC(マインドコントロール)系も行けます。MC系は時間停止系より昔からあった印象がありますね。もしかしたら時間停止ものはMCからの派生的なジャンルなのかもしれません。

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投稿日:2016年7月29日

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